極東アルビノ/blog

パルプ・フィクションをひさびさに鑑賞したり

「キルビル」は実はBGV感覚でよく作業中に流したりするのですけども、「パルプ・フィクション」はそんなに見返したりしてなくて、トータルで今回で5回目くらいかな?

昔はけっこうトリッキーなつくりの映画だなーと思ってたのが、時間を経てみると思ってたよりぜんぜんシンプルでわかりやすいぞこれは。と感想をあらたにすることってよくある。映画に限らないけども。

よく「タランティーノお得意の無意味だけど洒落た会話劇」みたいなものを褒める人がいるが、「パルプ・フィクション」の会話はほとんどがこの映画そのもののテーマを繰り返し、ちがうモチーフ・視点で語っている。

冒頭からレストランで語るパンプキンにとんちんかんな相槌を返すハニーバニー
アメリカとフランスではマクドナルドのハンバーガーの商品名が違う話
マッサージを普通にマッサージだと思って語るビンセントと、シモ話の暗喩と解釈してニヤつくジュールス
ボスの妻の世話係を受けるビンセントと、それをデートと茶化すジュールスとバーテンダー
ブッチの父の形見の金時計をそんなに大事なモノだと理解しないで持ち出してくるのを忘れるファビアン
挙げるとキリがないくらい、全編を通して微妙に噛み合わない会話が映画を支配している。

ズレているやりとり、それぞれの物語が最終的につながって一つの映画として結実する快感がこの映画の醍醐味なのではないかと。
一方で会話が噛み合った場合はどちらかがもう一方を殺すことになる。

つまりぜんぜん無意味で軽妙なだけの会話劇ではないのだ。
なんでネットのレビューでは「無意味でくだらない会話だけどおしゃれ」みたいな評価になってることが多いんだろう…最初に言い出したのは誰なのかしら?駆け抜けて行く私のメモリアル〜


今週の週末は金、土、日とグループ展「ぽんばしっ!」もラストスパート!赤津も在廊予定ですわよ!


  1. 2018/05/25(金) 04:23:25|
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